
トランペットを始めて、持ち方、音の出し方、運指(指使い)、さらには楽器のお手入れ方法。
楽器を始めるって覚えることが沢山ありますよね。
顧問の先生がトランペット専攻だったらなんてラッキー!!でもなかなかそうはいきません。
一番に教わる先生役は、パートの先輩達ではないでしょうか?
背筋をまっすぐ伸ばして!持ち方はこう!マウスピースはこの位置に当てて!ベルの向きは真っ直ぐ!足は揃えて!
色々教えてくれます。
その当時は、何で先輩がそう教えてくれているのかわかりませんでした。もう、文字の通りにするだけ!(笑)
そりゃそうです!それで先輩は上手に吹けていますから!
でも、それぞれの顔の筋肉、唇、体格・・・みんな違うので、吹き方もそれぞれ違って当たり前なんです。
真っ直ぐ楽器を持たなきゃ→高音出ない、音が詰まる。
背筋を伸ばさなきゃ→身体が硬くなっている。
そんな生徒さんを私は何人も見てきました。
しかし、皆さん、様々なオーケストラのトランペット奏者の演奏をYoutubeなどで見たことはありますか?
国内も海外も。
素晴らしい演奏と音を奏でている彼らも、真っ直ぐ向けて吹いている人も勿論いますが、よく見るとベルの先は右向いていたり左向いたり、やたら下に向いていたり。
マウスピースを当てる位置もそうです。
見た目だけでは、本当に様々なんです。
何が言いたいかというと、「どんな音が出せているか」これに尽きるということなんです。
私自身も歯並びがとても悪く出っぱった下の歯を避けて吹いているうちに左向きに。
トランペットを吹くのに邪魔かな?と歯を抜いた中学生の頃から後の今もそうです。
でもいいんです。その方が自分の思う音が出ているから。
・・・と、今は偉そうに語っていますが、この個性を教わったのは、実は大学の時。
え〜始めから知りたかった〜!!
この「え〜!!始めから知りたかった〜!」を今からトランペットを始めるお子さん達に経験させたくない。
その想いから、ホームページのホームには、「トランペットを始めたばかりの小学4年生から〜」と強調しています。
皆さんの先輩からの情報に、正しい知識をプラスして欲しい。
自分に合った吹き方を一緒に探し出したい。
そんな思いで楽器を始めたばかりのお子さんにレッスンをしています。
・・・次回は、専門で勉強した高校時代を紹介しながら、引き続き当教室のレッスン方針をお伝えできればと思います。